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 今回もかなり長めの記事なので、

 「オメガアプライヤーについてだけ知りたい!」と言う人は

​ ↑をクリックして飛んでも構いません。

 アプライヤー、と一口に言っても色々あるのですが、アプライヤー製の何かしら、が上手く使えないと言う人はとても多いので、基本的な使い方だけでも解説してみようと思います。

 まず、アプライヤーとは何か、をおさらいしておきますが…以下の2パターンが主にアプライヤーとして使用される機能と思います。他にもあるかもしれませんが、思いつくのが主に以下のものなので、それらをまとめて解説します。

○ボディや顔のスキン、主に肌の色や質感などを「差し替える」

○入れ墨をしたり、貼り付けるタイプの下着やソックスなどを「擬似的に貼る」

 

 肌の色をもっと色白に変えたいなと思ったり、サイハイソックスを買って絶対領域を作りたいなと思ったり、なんて場合に、インワールドやマーケットプレイスで探して来たものが「applier」ってなっていて、いざ装着してもなんか画面に表示が出るだけでアバターが変わらないぞ…?ってことがあると思います。

 この「applier」こそがアプライヤーです。\アップリェァア!/…ではありません。

 何故、使っても何も変わらないのか?…と言いますと。

 例えば肌の色を「差し替えよう」としていると言うことは、それは「肌の上に化粧を塗りたくってケバくしよう」と言うわけではなく、「肌そのものを入れ替えよう」としているわけなので、そのままでは塗りたくることはできませんね。

 服の場合も、ソックスを買ってきて普通に履くことは簡単ですが、「ソックスに見えるペイントを肌に塗ろう」とするのは大変です。

 この、大変な方をやろうしているのがアップリ……アプライヤーなのです。

 つまり、「普段と違うことをしようとしているので、それなりの技術を介さなければならない」のです。

 普通の服アイテムが装着するだけで反映されるのは、服として既に完成した状態なので「そのまま着ればいい」からです。

 アプライヤー製の何か、の場合は「差し替える作業」や「塗る作業」をしなければならないので、買ってきたアプライター製品を「装着した」段階では、一般の服などのように「ただ着た」状態なので、適用されていないのですね。

 もっと単純に言うと、普通の服はまぁそのまま服の形で買ってきたものです。アプライヤー製品の服は「正しく塗ったら服に見える絵の具」だと思ってください。

 …ここまでで、何となくアプライヤーとは何か、が解ったような気はしましたか?

 筆者も完璧に理解しているわけではないので、何となくたぶん大丈夫、ぐらいでいいと思います。

 では、実際に使う場合の解説に入りましょう。

■自分のボディに対応しているかどうかが重要

 服を買う時は、みなさん自分の使っているボディで果たして着れるのかどうか、を確認すると思います。

 アプライヤーに関してもそれは同じことです。

​ …実は、自分の使っているボディに対応しているアプライヤー、を使うぶんには、解説は特に要らないような気もしています。何故なら、基本的にはそのまま使えばそのまま適用されるからです。

 …あ、大事なことですが「アプライヤーを適用した後に、元に戻すのは面倒くさい​」ので、アプライヤーに慣れてないうちは、適用前に「試すためにコピーしたボディなど」を使いましょう。初心者は特に絶対そうした方がいいです。後で泣きます。

 スキンで言うなら、肌の色を変えようとして、自分のボディ対応のボディスキンを買ってきて使おうとすると、HUD(なんか看板みたいなもの)が画面に出て、押すと英語で「どこに使うの?」みたいな事を聞いてくるはずです。スキンなので「Body」とか「Face」とか、「All」とかかもしれませんが、なんとなく解るはずです。押してればアバターが変わるはずです。

​ ソックスや、\おぱんつ/などであれば、表示こそ違って「Tattoo」「Underwear」「Clothing」になると思いますが、本来押すべきボタンでないとこを押してもとりあえず変わりはするはずです。

 …一応解説をはさみますが、

 

「Tattoo」=入れ墨レイヤー

「Underwear」=下着レイヤー

「Clothing」=服レイヤー

 

 …です。レイヤーとは、まぁ階層だと思ってください。上から順番にどんどん外側になります。入れ墨レイヤーが最も肌に近く、その上に下着があり、その上に服を着る。と言う順番なので何となく解るとは思います。

 基本的には、入れ墨やボディペイント等はそのままTattooレイヤーにするのが良いでしょうし、\おぱんつ/は下着レイヤーでしょう。タイツやソックスだとちょっと迷いますが…そこは、「その内側か外側に何か別のアプライヤーを使うか」で判断しても良いと思います。

 

 例えば全く透けないタイツを腰の辺りまでアプライヤーで使う場合なら、その内側に\おぱんつ/が有ろうが無かろうが見えないので、タイツを下着レイヤーにしようが服レイヤーにしようが殆ど関係ありません。ところが、例えばガーターベルト付きタイツを\おぱ……いちいちスラッシュするの面倒なので普通に書きますが、ぱんつの上にガーターベルト、みたいな状態をアプライヤーのみでやろうとすると、ぱんつを下着レイヤー、ガーターは服レイヤー、のように選択してあげる必要があります。

 …なんですって?ガーターベルトがぱんつの内側にあった方が萌える?…いやまあ本来そう履くものだと言う意見もあるようですが、その場合は逆の位置に適用してあげれば良いのです。それは解ると思います。

 1つ気をつけなければならないのが、レイヤーが外側に行くほど「上に着ている服などに干渉しやすい」と言うことです。

 例えば、腰の辺りまであるタイツをアプライヤーで履いたとしましょう。その上に、普通の一般的な「完成品の」短パンを履いたとしましょう。その場合に、タイツが服レイヤーにあると短パンを貫通する場合があります(必ずなるわけではありません)。

 そこで、下着レイヤーに下げてあげることで貫通しなくなる場合があるのです。それでもダメなら入れ墨レイヤーに下げると改善するかもしれません(タイツが入れ墨とはなんぞや、などと気にしてはいけません)。

 短パンぐらいの厚みがあればあんまり貫通はしないはずなのですが、例えばレオタードのような肌にぴっちりな薄い服などの場合に、アプライヤーが貫通して見えてしまう場合があります。もし、入れ墨レイヤーでも貫通する場合は諦めるしかないかも。

 …そんなことがあるので、不安ならなるべく内側のレイヤーを選択しておくのが無難でしょう。基本的には、下着は下着レイヤー、と見た目通りで良いとは思いますが。

■マスクモードのON/OFFも一度は試しておこう

 ボディのHUDでアプライヤー管理画面(例:マイトレーヤボディなら「LAYERS」)を見ると、「MASK MODE」なるものがあるかもしれません。

 これは、オンの場合は「透き通らないようにする」もので、オフは「透き通る」状態、と思って良いでしょう。

 例えばタイツであれば、オンにすると内側の肌は全く見えなくなると思います。オフなら内側の肌の色がうっすら見えると思います。ただ、これは全てに共通するものではなく、その製品次第である場合が多いと思ってください。また、どちらかの場合に表示が完全におかしくなる事もあります。どっちでも良く見える場合は好みで構いませんが、ものによって片方は完全に変な場合もありますし、他の何かと干渉する可能性も考慮して試してみてください。

 ちなみに、ぱんつの場合はONにしないとうっすらと何かが見えている場合などがあるので、気になる場合はONで使った方が良いと思いますが、オフの方が質感が良い場合もあるので、マスクモードについては一応試してよく見てみるのが良いでしょう。

 余談ですが(と言うには割と重要な気もしますが)、マイトレーヤボディで言う所のLAYERSメニュー内の、上着やズボンのように見えるマークはアプライヤーを貼り付けたレイヤーそのもののON/OFFです。適用したらONになるはずですが、ここも一応ONとOFFの違いを触って理解しておきましょう。

 他のボディでも、アプライヤーレイヤー自体のON/OFFはどこかにあると思います。

■ボディを消すとアプライヤーも見えない

 これ、意外かもしれませんが…

 アプライヤーレイヤーは、ボディに「くっついて」います。同調しているとか同期しているとかです。

 なので、ボディが非表示の場合は、その部分に適用されているアプライヤーも同じく非表示になります。これは、ならないと不便なのでなっていて正解なのですが、「ボディが非表示になっているとアプライヤーは見えない」のは覚えておきましょう。

 これを忘れると、ボディを消したままアプライヤーを適用しようとして、本当は適用されているのに「何も出ないぞ…?」と思ってしまう可能性があります。

 アプライヤーの適用は基本的に「全裸かつボディを全部表示した状態」で行ってください。それが確実です。

■「オメガアプライヤー」って何だ?

 …はい、これが今回の記事で一番のメインだと思います。

 これがアプライヤーでつまづく人が多い、よくあるのにわりと難関、と言う厄介なやつですね。

 前述したように、アプライヤーを使う時は「自分のボディに対応しているか」が大事なのですが、例外として「オメガアプライヤーは色んなボディで使える場合が多い」のです。使えないボディも一部ありますが。

 「Omega」「Omega applier」などと書かれていたら、オメガ製品です。赤と言うか紫っぽい「Ω」の記号マークでも、それです。商品画像などには記号マークが出ていることが多いでしょうか。

 オメガは…どう例えましょうかね…フリーサイズの服と言うか、「そのボディ向けにみっちり調整されたものではないけど、一応使える」ぐらいのものだと思ってください。

 オメガ対応しているボディは多いので、まだアプライヤー慣れしていない人に教える場合にも「そのボディ対応か、オメガなら行ける」と教える場合が多いのだと思います。

 ところが、オメガアプライヤーとは、「オメガシステム」と言う「第三者が作ったシステム」を使って適用するものなので、そのままでは使えないのです。これが解らなくて適用できずにつまづいてしまう人が非常に多いのです。

 各ボディ専用のアプライヤーの場合は、ボディが受信機として機能します。買ってきたアプライヤーを装着した時に出るHUD(看板のようなもの)が、送信機と思ってください。

 ゲーム慣れしている人なら、アプライヤー側がソフト、ボディがゲーム機本体のようなものだと思えば解りやすいかもしれませんね。

 で、「オメガアプライヤー(オメガ対応アプライヤー製品)」は、送信機です。で、これは「オメガ対応のデータを送信する送信機」なので、受信機が「オメガ対応データを受信できる機械」でなければいけません。

 各種ボディは、そのままでは「そのボディ用のデータしか受け取れない」のです。まぁ当たり前ですね。

 で、何故「オメガはだいたい使える」と言う話しになるかと言うと、「オメガシステムを作っているメーカーが、主要な殆どのボディ向けに受信機を販売している」からです。

 オメガ製品データを、途中で各種ボディ向けデータに「変換する」機能を使って、強引に各種ボディに適用してしまおう、と言う発想になっているわけですね。

 …なので、「変換器」を持っていない限りは、いくら送信してもボディは受信してくれません。殆どの人がオメガアプライヤーでつまづくのは、ここなのです。

 変換器さえあれば、他は各種ボディ用のアプライヤーと使い方は同じなのですが。

■オメガデータ変換器を入手しよう

 では実際に、オメガアプライヤーを使うための「変換器」を入手してみましょう。

 まずマーケットプレイスで説明しますが、「見つけてもまだ買わないでください」。理由はすぐ後で説明します。

 名称は 「Omega System Kit」 なのですが、マーケットプレイスで検索すると、沢山の種類が出てくると思います。必要なのは、「自分のボディの名前が入ったキット」です。

 マイトレーヤボディで言えば「Omega System Kit - Maitreya」が必要です。システムキットの後に続く名前が自分のボディであるものを探しましょう。

 で、すぐ上で「まだ買うな」と言いましたが、実はマーケットプレイスで買うと高いのです。インワールドで買う方が、全く同じものでもずっと安く売られているので、面倒でなければインワールドで買いましょう。

 例えばマイトレーヤ用キットはマケプレでは199りんりんですが、インワールドで買えば99りんりんで、100も違うのです(2019/12/04現在)。

 以前から時々値段の仕様が変わっていますが、基本的にインワールドで買う方がお得なのは前からずっとそうです。

 どうしても面倒だったり別に100ぐらいならって言うぶるぢょわさんならマケプレで買ってもいいですが…(そのぶんのチップをCap3PoseShopにげふんげふん)

 キット名を確認するのはマケプレでも良いと思うので、ひとまずマケプレで自分のボディ対応のオメガシステムキットがあるかどうかを確認したら、インワールドのショップへ行きましょう。

 場所は ↓ です(これも2019/12/04現在です)。

 Omega Solutions

 http://maps.secondlife.com/secondlife/Omega%20Solutions/127/171/23

 ショップの目の前に着地してくれないので、Ωマークのある建物を探しましょう。

オメガ

 こんな感じの建物(変わってなければですが)を見つけたら、その中で自分のボディ用のシステムキットを探すことになります。

 …なのですが、筆者は毎回見に行く度にブチギレます(笑)。何故なら、このショップ内、どうしてなのか「凄まじくどこに何があるかわかりにくい」のです。…しかも、頻繁に行く場所でもないので「行く度に配置が違う」ので…

 まぁ、行ってみてください。ちなみにこの記事を書いた時点では、ショップ2階に主なボディのシステムキットがありました。以前は1階だったような…

 しかも2階へ行く階段どこだよ、ってなると思います。…いやはや、オメガのショップはもうちょっと探しやすく買い物しやすいようにして欲しいところです。

​ 一応参考までに、マイトレーヤとベレーザのシステムキットはこんな風にありました、と言う画像をば。

 ちょっとしたハントをやってるような気持ちで、頑張って自分のボディ対応のものを探し出せたら、買ってみてください。マケプレよりたぶん安いと思います。

 で、買ったシステムキットを開封してあげると、

​ 「Omega System Relay HUD for [該当ボディ名]」な感じのものが出てくると思います。そいつが受信機です。

 こいつを装着してやると、受信機がHUDとして画面に表示されます。

 その状態が、「オメガデータを自分のボディに変換できる状態」と言うことです。

 Relay HUDを表示させている状態であれば、いざ別途買ってある「オメガ対応のアプライヤー」を装着して、出てきたHUDをクリックするなどでメニューを表示し、適応したい場所を選べばいいわけですね。

 もし、買ったオメガ対応アプライヤーHUDをクリックした時に、場所選択のメニューが出てこない場合は、何らかの理由で正しい状態になっていません。「場所選択のメニュー(文字だけの、基本的に右上に出るやつ)は、ボディ側がデータを受信したのでボディ側が出している」ものなのです。

​ オメガ対応アプライヤー、「自分のボディ用のRelay HUD」、ボディ、と揃っているなら使えるはずなので、出来ない場合は何かが間違っています。その場合は流石に解説できません、あしからず。

 …無事、適用できたでしょうか?

○アプライヤーは、肌(ボディ)に直接貼り付ける(あるいは差し替える)もの

○自分のボディ対応品も、「適用する(塗る)」手順は必要

○ボディを非表示にしていると、アプライヤーも見えない

○適用したアプライヤーレイヤーが非表示だと勿論見えない

「オメガアプライヤーは、別途受信機が必要」

 …などの事を基本的に理解すればなんとかなる…と思いたいです。

■アプライヤーのメリットと、デメリット

 オメガの適用法が解れば、後は余談的なものでしかないとは思いますが。

 余裕があれば、アプライヤーのメリットやデメリットも少し、学んでおきましょう。

 そもそも、何故アプライヤーを使うのか?と言う問題があります。

 面倒くさい手順を踏んだり、オン・オフで苦労したりせずとも、いつも通りの服みたいに装着だけでいいじゃないか、と思うかもしれません。

 アプライヤーのメリットは、「殆ど肌にくっついている」ことにあります。

 完全に肌と同じ位置にあるわけではないので限界はあるのですが、一応「ほぼ」肌の位置にあるので、「服と干渉しにくい」と言うメリットがあるのです。

 

 …特に、\おぱんつ/で大きく影響します。

 腰回りがぴっちりしたスカートなどを履いた場合に、同じく「服として形になっているぱんつ」を履くと、腰回りでスカートをぱんつの紐が貫通してきたりします。

 そこで、アプライヤーのぱんつを履くと、貫通しない場合が多いのです(絶対ではありません、過信は禁物)。

 むしろ、腰回りぴっちりのボトムスが非常に多いセカンドライフ内では、ぱんつはアプライヤー製品でないと殆ど履けない、と言っても過言ではないぐらい貫通します。

 一部、腰回りを非常にゆったりと作ってくれている製品もあって、その場合は普通の服と同じ仕様のぱんつも履けたりしますが…この部分でアプライヤーの仕様を理解しているかどうかで、選択肢が大きく違ってくるのです。

 

 また、例えば穴のあるようなデザインのズボンを履いている時に、その内側に網タイツを見せたり、なんて着こなしをする場合にも、網タイツはアプライヤーにしておかないとほぼ貫通します。

 他にも、ソックスの上に靴を履く時に、ソックスがアプライヤーじゃない場合は靴をソックスが貫通したりするわけです。

 

 つまりは、「重ね着したい場合はアプライヤーにすることを考慮する必要がある」のです。

 冗談ではなく、スカートを履きたいならアプライヤーを理解しないとぱんつが履けないものと思ってください。基本的には、で…絶対ではありませんが。

 他のメリットは、普通の服より比較的安い場合が多い、などと言うのもあります。必ずしも全てがそうとは言えませんが、アプライヤーはわりと安め、と感じることが多い印象です。

 …おお、アプライヤー便利だな!と思うかもしれません。が、デメリットもあります。

 アプライヤーを選んだ場合の最大の欠点は、「質感を妥協するしかない」と言うことです。これは非常に大きい欠点です。

 アプライヤーは「肌に沿って張り付いている1枚の絵」でしかないので、立体感は全くありません。「ペイント」なのです。例えば、下地の上にリボンがあるデザインだとすれば、そのリボンは出っ張っていたりしません。下地と同じ1枚です。

 この「立体ではない」問題は、どうやっても普通の「立体に作られている製品」にはかないっこありません。そこは覚悟して使う必要があります。

 また、どうしても総じて「クオリティは落ち気味」である現実があります。勿論、中にはものすごく質感の良い綺麗な状態になるアプライヤーもあるのですが、基本的には細部がどうもクッキリしなかったりとか、いまいち物足りない見た目である場合が多いです。こればっかりは仕方有りません。そういうものだと理解した上で使いましょう。

 ただ、「顔やボディの肌そのものを差し替えるもの」…いわゆるフェイススキン、あるいはボディスキン、に関してはそれなりに頑張って探して、それなりの高値を払えば「充分にクオリティの高いアプライヤーが手に入る」と言えます。顔用スキンはそのまま顔の見た目自体が全く別物になりますし、ボディスキンは肌の質感にダイレクトに影響します。…なので、作ってる側もそれなりに気合を入れていると言うか、求められるレベルが非常に高いので、売られているものも当然レベルが高くなるわけですね。

 もちろん、顔やボディのスキンは非常に慎重に、時間をかけて選ぶべき、とも言えます。

 もう1つ、筆者的にはわりと大きなデメリットなのですが、アプライヤー製品は通常製品に比べて「DEMOが少ない」印象があります。通常品でもDEMOがなくて困ることは多いですが、それ以上にアプライヤー製品はDEMOが少ないのです。いくら安めとは言え、買ってみて気に入らないと完全にゴミになってしまうので、アプライヤー選びはわりと博打要素が高かったりします。

 特に高額になりやすいボディスキンなどは、顔と色合わせを考えたりもしなければなりませんし、DEMOがないと非常に厳しいのですが…やっぱりDEMOは少なかったりします。不安ならDEMOがある中から選んだ方が無難かもしれません。もちろん、DEMOがないものの中にも良いものは沢山あるのですが…

 あとは…単に装着したり外したりで済む服と違って、アプライヤーはボディ側のHUDをある程度理解して、オン・オフがどれなのか把握しなければなりません。

 特に「ソックス」、靴下部分(足先)が厄介で、そこだけ別のボタンになっている場合もあって(マイトレーヤはそう)、ソックスのオン・オフを別途考えないと足首から先だけ無かったり、逆に足首から先だけ有ったり、なんてことも起こります。ボディのHUDを使いこなさなければならないのも最初は大変かもしれません。

 もっとも、そこに関してはアルファ(ボディそのものの表示・非表示)と感覚は一緒なので、一度慣れてしまえばどうと言うことはないのかもしれません。

 こう書くと、メリットよりデメリットの方が多いように見えますし、アプライヤーの為だけに覚えなきゃいけない事が多いので、複雑で難しいように見えますが…

 一度仕組みを理解してしまいさえすれば、特に練習が必要なものでもなく、とても単純な内容だと言うことが解ると思います。

 なので、「あ、なるほどこういうことね!」と納得できるまで、ちょっとだけ頑張ってみてください。

​ アプライヤーじゃないとできないこと、も前述のようにあるので、使いこなせるようになるとアバターづくりはもっと楽しくなると思いますよ。

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