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※この記事は、2018年に書かれたものです。

 記事中で使用しているヘッドよりも、2019年末時点で既に新型のヘッドが登場しており、全く同じ方法では対応できない場合も出てきています。記事中で使用している「M3」世代ヘッドと、現在の「M4」世代ヘッドは大きく仕様が違う為、新型のヘッド(詳細な解説はしませんが、「BENTOヘッド」と呼ばれるもの)を使っている場合はより手間のかかる場合があると思いますので、下記の記事はあくまで参考としてお読みください。

​ 画像が多いので重いページかもしれません。

 また、「解説通りに操作したら出来た!」と言うだけでは知識にならず、知恵に繋がりません。なので、全て読むことで「なんで出来たのか、どうしてそうなるのか」が少しでも理解できるように、状況説明を交えて書いているので、文量が多く、凄まじく縦に長いページになっています。ご了承くださいませ。

​ そして、ビューアはFirestormである前提で画像や操作を載せています。公式ビューア等でも基本は一緒と思いますが、同じ画像やメニュー名ではない可能性があるので、違うビューア(Firestormではない)の場合は適宜読み替えてください。

​ SL内で、ある意味、最も有名かつ最も使われているのではないかと思える、女性用のボディ「Maitreya」(マイトレーヤ。以下、マイトレ)ですが。

 最有力ボディだけあって対応している服も多い、と言うよりマイトレでなければちゃんと着れない服などもかなり多いです。

 つまり、手軽にオシャレを楽しみたければマイトレボディを買うのが手っ取り早いと言うことになります。

 マイトレボディは2750リンデンドルと言う、なかなか高額のパーツですが、リアルのお値段で考えると1500円以下と言うことになり、ずっと長く使えて服などもかなり自由に選べることを考えると、値段なりの効果はあります。また、あれこれ悩んで色んなボディを買い、結局使わなくなった…となるとその分の値段は無駄になってしまうので、確実に使っていけるであろうものをいきなり買う方が、無駄にならない確率は高くなると思います。

 弱点は、ロリっ娘が作りにくいと言うことでしょうか(笑)。

 さて、そんなある意味最強ボディのマイトレですが、メーカーがアニアバで使うことを想定していないのか、アニメヘッドと相性が悪いのです。

​ どう相性が悪いのかと言うと…

 はい。首の長さが足りません。

 ヘッド(頭)の位置はここから下げることが可能ですが、バランスがおかしくなります。首が詰まった(短すぎる)人になってしまいますね。

 今、この写真のヘッドの位置は概ね正常な状態です。この位置がどうして正常なのかと言うと、襟の高い服や、チョーカーなどを装着してみると、この高さが最低必要だと分かるわけです。ここよりヘッドを下げると、服の襟やチョーカー等の首を包むような部分が顔の中にめりこんでしまうのですね。

 なのでヘッドはこのぐらいの位置にする必要がありますが、このままでは明らかに変です、首が足りてないわけなので。

 これは、アニメ系ヘッド+マイトレの組み合わせをやりたい人達ほぼ全てが直面してしまう問題のようで、この所為でアニアバでマイトレが使いにくい、つまりアニアバで服が選びにくいと言う悲しみに繋がっているようなのです。

 近年なのかどうか確証はありませんが、マイトレ側もこういった現象を少しは認識しているのでしょうか、「ネックフィックス」と言う機能がマイトレボディ側に存在しています。

​ これは、オンにすると首の長さを延長してくれると言う、一見して前述の首が足りない問題を解決してくれる物のように思えるのですが…

 はい。足りません。

 いやまあ、延長してくれようと言う心意気はとてもありがたいのですが…届いてないんですよね。

 また、よく見ると分かると思いますが、ネックフィックスによって伸びている部分の根本に横線ができてしまっています。この横線、もっと思い切り近づくと何故か見えなくなるのですが、離れると露骨に目立ちます。

 仮に延長された首がヘッドまできちんと届いていたとしても、この横線は存在するので、どのみちこのままでは使えません。

 マイトレ+アニメヘッドにするには、こういった首が届かない問題や、フィックスを入れることで発生してしまう横線の問題を解決しない限り不可能だ、と言うことになります。

 …そこで、独自に色々考えてみた結果、2018年現在で暫定的に筆者がなんとかした方法があるのですが。嬉しいことに、色々お出かけした先で、方法を教えて欲しい!と皆さんが言ってくれるので、今回この記事を作ることにしたわけです。

 先にお断りしておきますが、「完璧に綺麗にするのはたぶん無理」だと思います。フィックスを入れた時の横線はどうやっても消せません(筆者には)。

 首に何も着けていない時に横線無し、ヘッドまで綺麗!は無理と思ってください。最終的には「横線をアクセサリーでごまかす」必要は出てきます。それでも首が足りないよりはずっとマシだと思いますが…

 それを踏まえて、以下をお読みください。2パターンあって、後で説明するパターン2の方が今回のメインです。

​※2018/06/13に、パターン3を追加しました。使うパーツが違うだけで、パターン2と基本的には一緒です。

​ パターン2およびその後の補足記事が終わった後に、最期にパターン3が書かれています。

​■パターン1

 オメガアプライヤー式延長パーツを使う

 ボディを選んでから、それに合うヘッドを選ぶ…と言うことはあんまり無いと思います。マイトレを使う前提で、ヘッドはどうしよう…と後から決めると言う意味ではなくて、アニアバを使いたい=顔はこれがいい、と言う部分が最も重要であって、つまり顔がどうなるかが先に決まって、それに合うボディの「色」にする、と言う意味です。

 と言うことは、ヘッドをどうするか、顔をどうするか…すなわち、「顔の色にボディの色を合わせられるのか」が一番の問題になってくるわけですね。

 …で、アニアバの基本中の基本である「KEMONOボディ」であれば、多くの顔スキンメーカーがKEMONOボディ用のスキンを用意してくれていたりして、顔とボディの色をかなり違和感なく合わせることも難しくはありません。KEMONOボディはアニアバを想定したと言うかアニアバのためのボディなので、首も長いですし。

 ですが、マイトレに対応したスキンを用意してくれている場合は、ほぼ無いと言っても良いのではないでしょうか。首が足りない問題もあって、アニメヘッド用スキンを作る人が、マイトレ用スキンも一緒に作ろうとしても、そもそも首が足りておらず綺麗に作れないわけですから。

 つまり、ヘッドの色にマイトレボディの色を綺麗に合わせること自体が、なかなか難しいのです。

 多くの人が、ヘッドの色に合いそうなボディスキンを別途で買ってきて、概ね同じような色、でごまかすことになると思います。その事自体はいいとして、首を延長しなければ話にならないわけですが…マケプレにこんなものが売っています。

 これは何か、と言うと。

 単純に言えば、「首だけ」ですね。要するに首を延長すると言うか、足りない首を補うためにある追加パーツです。装着すると首が出ます。

 で、その追加の首の色をどうするか。「オメガアプライヤー」と言うシステムがありまして、それによって色を付けることができるようになっています。

 (オメガアプライヤーについての説明は、それだけで凄い量になってしまうので、ここではやりません)

 これで解決!……と思いきや、重大な問題が1つあります。このパーツ、適用されるスキンが「首スキン」なので、ボディと色が合わない可能性があるのです。

 …はい、言っている意味がわかりませんよね。

 こう考えてください。頭からボディに繋がっていく過程で、パーツが3つあります。

 1:頭

 2:首

 3:胴体

 …この3つのうち、3つ全てが同じ色、なら当然綺麗に見えるわけですが、今回この記事を読んでいる皆さんはもちろんご存知の通り、色は2つに分かれることになると思います。顔に使うスキン、ボディに使うスキンが別々なわけですから。

 では、2つに色が分かれるとして、より綺麗に見せるにはどうするか。

 A:頭

 B:首+胴体

 …当然、こうなりますよね。頭と首が同じ色で、首と胴体が別の色だとすると、首と胴体の間で思い切り色の差が出てしまいます。なので、首と胴体を同じ色にして、首を胴体の一部に見せなければなりません。

 と こ ろ が!

 前述のこの売られているパーツ、適用されるスキンは「首スキン」です。そして重大な問題として、「首スキン」は「頭スキン」のグループに入っているのです!

 どういうことかと言うと、頭…まぁ顔用のスキンを買うと、首用のスキンが含まれている事が多いです。ですが、胴体用スキンを買った時に、首用のスキンは「入っていないことが多い」のです。

 つまり、この首パーツの色を変えようとした時に、顔用のスキンを入力すると色が変わるのですが、胴体用…ボディスキンを入力しても適用されない、全く色が変わらない事が非常に多いわけです。

 一応、全てのボディスキンがそうではなく、オメガアプライヤー対応ボディスキンの中にも、首スキンが含まれていて、この首パーツの色も合わせて変えてくれる場合もあります。…が、「場合もある」なので、DEMO等でやってみるまでわかりません。

 DEMOが無ければ買ってみるまでわからない、と言う恐ろしい状況です。

 前述の1頭・2首・3胴体で言えば、1+2の色を変えてくれる頭用スキンは沢山あるのですが、2+3を変えてくれる胴体用スキンが少ない、と言うことですね。胴体用スキンはあくまで胴体用、3しか変えてくれないものが殆どなのです。

 と言うことは。

 この首パーツをマイトレ+アニメヘッドの首が足りない問題の解決に使おうとした場合は、「首スキンを含んだオメガボディスキン」、つまり2+3を変えてくれるものを用意しなければなりません。

 その時点で使えるボディスキンの選択肢が激減してしまい、当然ながらヘッド…顔に合う色にできる可能性も激減してしまうのです。2+3を変えてくれるボディスキンの色が、1…ヘッドに合う色でなければ駄目なのです。

 もちろん、2+3に適用してくれるボディスキンが、偶然にもヘッド…顔に良く合う色になっていて、かつ質感も気に入った!…と言うのであれば問題はないので、この首パーツを使うことで概ね解決することができます。

 その場合はラッキーなので、素直にこのパーツで大丈夫と思います。ですが、ボディスキンもある程度気合を入れて選ぶでしょうし、これだ!と思ったボディスキンが首スキンを含んでいない、或いはそもそもオメガアプライヤーではない(前述の首パーツに対応したシステムではない)場合には、この首パーツでは解決できません。

​ そこで…パターン2を使います。筆者が使っているのがパターン2です。

(※現在は追記したパターン3を使っています)

​■パターン2

 もきゅ(萌姫遊)製の首パーツをカスタムする

 せっかく、有名ボディのマイトレを使うのですから、ボディに使うスキンも気合を入れて綺麗なものを使いたいですよね。

 ヘッド…顔はもっと大事なので、顔スキンを気合入れて選んだ後、或いは顔スキンを使わないにせよ、ボディの色をきちんと合わせて使いたい場合。

 苦心して顔に合う、これがいい!と言うマイトレ用ボディスキンを買ったものの、オメガ式でなければ前述のパターン1で説明した首パーツには使えませんから、他の手段を見つけなければなりません。

 そこで、たぶん最近追加されたばかりであろう、もきゅの首パーツを利用することにしました。

 もきゅ…正しくは萌姫遊、ですが、アニアバを愛する紳士(女性でも紳士)の皆様なら、もきゅのことは聞いたことがあると思います。…え、知らない??「セカンドライフ 萌姫遊」とかでグーグル先生に聞いてみてください、すぐ見つかります。

 SLのアニアバ界に君臨するエログッズ屋(ぉぃ)のもきゅですが(実際に、アダルトリージョンなので、アダルトに入れる設定をしてないと買い物に行けません)、可愛いアニメヘッドを売っていることでも有名です。と言うかそれがメインで有名な気がします。

​ 流石はもきゅ、マイトレで首が足りないのも当然認識していて、マイトレに使うための首延長パーツを売ってくれています。

 はい、これです。

 思い切りMaitreyaと書かれていますね。

 これは何かと言うと、もきゅで売られているヘッド(AHS2、等がそうです)に合った色に、マイトレボディを染めてくれると言うものです。その際に首が足りないので、専用の首延長パーツも含まれている、と言うことですね。

 仮に、もきゅで売られているヘッド+マイトレボディ、で行くのであれば、これを使うだけで問題なく行けると思います。解決ですね。この後に続く記事を読む必要はありません。

 …が、これはあくまで、もきゅヘッドを「そのまま使う」場合に限られます。もきゅのヘッドには基本的に3種類の色があって、その3種類のどれかにマイトレボディの色を変えてくれるものなので、もきゅヘッドの色を独自にカスタムした場合や、そもそも使うヘッドがもきゅの物ではない、と言う場合には、このままでは駄目です。

 筆者のキャラ…冒頭から画像で出ている狐耳ちゃんは「M3 Venus」と言うヘッドで、もきゅ製品ではありません。当然ながら色はもきゅ製の色ではありませんし、顔に使っているスキンが超絶色白なので、もきゅが用意している3種の色のうち、一番色の薄いものを使っても全然合いません。

 …あ、仮にもきゅ製の色が、使いたいヘッドやスキンの色に合っているのであれば、そのままでも大丈夫だとは思うのですが。

 では、これを更に強引に解決するために、以下の作業をしていきます。

 …あ、顔やボディの色(スキン)は先に確定させ、このスキンで行く!と言う状態にしておいてくださいね。その前提で書きます。

 つまりは、顔にある程度合わせた、このボディの色で首さえ足りれば…と言うものを用意して、適用した状態でお願いします。

​ また、マイトレのHUDにあるネックフィックスは、最初はオフにしておいて作業してください。

​ まずは、紹介したもきゅのグッズを購入し(300りんりんです)、その中に同梱されている首パーツを装着します。この時に、と言うかこれに限らず他のあらゆるアイテムのあらゆる作業で共通の話ですが、コピー&ペーストで作業用のものを作ってから、それを装着して作業をやりましょう。オリジナルは残しておくのが安全です。

​ 首パーツは3種類ありますが、元々の色の違いです。今回の作業では、どれを装着しても関係ないはずです。筆者は「UT」を使っていますが、他でも理論上は同じだと思います。

​ 購入時の画像を貼っておきますが…黄色で囲んでいる名前のものが首パーツです。

 …あ、作業するにあたって、部屋は明るいですか?(リアルの話ではないよ!)

 充分に明るく見やすい環境に居る人は良いのですが、そうではないかも…と言う場合は、先に明るさをいじっておきましょう。簡単です。

​ 筆者は、太陽を正午にした上で、空の設定でガンマを少し上げています。

 こんな感じでしょうかね。ガンマは初期状態では1のはずです。これを2.54に上げていますが、ガンマの数字をいくつにすれば見やすいかは、その人次第なので…自分で見やすい数値にしてみてください。明るすぎず、暗すぎないぐらいにすると良いと思います。

​ 少し話がそれましたが、先程のもきゅの首パーツをそのまま装着すると、こんな感じになります。念の為に再度書きますが、マイトレのネックフィックスはオフです。

 首の長さは足りるようになりましたが、色はやはり合っていません。

 これを「誤魔化して」行くことになります。何度も言いますが、「完璧にはなりません」のでご了承ください。

​ まず、この首パーツを編集するモードにして、元々貼り付けられているテクスチャを消してしまいます。その際、「強調表示」を消してあげないと後々見づらいので、強調表示のチェックを外して作業していきます。

​ 初期状態では、編集の際に首パーツを黄色い線が縁取りしていると思いますが、強調表示を消すことで、その線が消えて見やすくなります。

 はい、テクスチャにブランクを指定すると、真っ白になると思います。

​ この状態は、首パーツは装着しているが、何も塗ってない紙のように色が無い状態ですね。

 次に、色を変えますが………あ! 黄色く囲む部分を間違えてますごめんなさい。

​ 上の画像で囲んでいるメニューは「OK」で閉じてしまって構いません。編集メニューの方(すぐ上の画像で言えば、囲んでいるメニューの右上の方)で、「色」の所の白い長方形をクリックしてください。

​ こっちですね↓

 こんな風に、カラーピッカーが出るはずです。

 ここで、一番右の縦に長い白黒グラデーションが明るさ(色の濃さ)で、一番大きな虹色の枠が全体の色を決める部分です。

 この2箇所を交互に何度もいじって、「ボディになるべく近く、頭に対して違和感の無い色」になるまでがんばります。ここは手作業です。ひたすら。

 色を変えると、カラーピッカー内の今は真っ白の部分の色が変わり、同時にボディの方の、今は真っ白な首の色も変わります。首の色をよく見ながらがんばりましょう。

 コツは、ボディに対して完璧に同じ色にするよりは、どちらかと言えば「頭と同じ色に寄せる」方が良いような気がします。

​ 首とボディを同じ色にするんじゃないの?と思うかもしれませんが、理由は後で分かります。

 だいたいこんな感じでしょうか。

 上の画像では矢印で今回の目安を示していますが、これはあくまで「筆者が使っているヘッドスキンとボディスキンでの色」なので、ここは人によって全く違います。

 …が、だいたいこの近くの色にはなると思うので、最初にこの辺からやるといいかもと言う目安として見てください。

 上の画像では、首とボディの境目がやはり横線で見えていて気になると思いますが、ヘッド…と言うかアゴ?や、その上の顔の色と比べると、「影がない」ことを除けばそこまで違和感のある色ではないと思います。

​ こんな感じの色に仕上げれば、まぁまぁ良いと思います。これに、更に違和感を減らす作業を足せば良いのです。

​ 色はとりあえず、気に入った状態でOKを押して確定してください。もしくはもっとギリギリになるように頑張ってからでも構いません。

 あ、今回のこの画像の色は、撮影用にやりなおしたもので、筆者が実際に採用している色はもう少し違う色です。

​ 記事用に撮影した時の順番や準備した状態の問題で、以下の画像は上の塗った状態ではなく、以前に塗った実際使っている状態のものになってしまっていますが、手順としてはここまで書いた通りです。

​ はい、マイトレのHUDにある、ネックフィックスをオンにしてみましょう。

 はい、こうなります。

 …どうでしょうか。殆ど分からなくなっていませんか?

 よ~~~く見ると、フィックスで伸びた一番上が、追加している首パーツより太さが若干あるので外側にめくれているのですが、殆ど気にならないレベルまで来ているのではないでしょうか。

 あ、ネックフィックスの首サイズは「0」です。一番細い状態にしてください。

 この状態のままどんな状態で見ても変わらないのであれば完璧と言ってもほぼ問題はないのですが、残念ながら、これは「距離が近いので」こう見えているだけです。

​ 既に書いたのですが、マイトレのネックフィックスは「超至近距離では綺麗に見えるが、離れると線が出る」と言う謎現象を起こします。

​ このままの状態でカメラを引くと…

 こんな風に、首に横線がハッキリ見えてしまいますね。

 これは追加したパーツの所為ではなく、マイトレ側もしくはSLそのものの問題のようです。首パーツが無くてもこうなります。

 こればかりは、どうにもなりません、たぶん。気づいてはいても修正が難しいのかもしれません。

 例えばSLで、半透明の物同士を重ねると片方消えてしまうのは周知の事実で、そのレベルで修正が難しいのかもしれませんから、何とも言い難い所です。

 ですが、さっきの画像のように、近づくとほぼわからないレベルまで修正できていて、あとは「至近距離以外の近距離」や、このぐらいのカメラ位置の時に見える横線をごまかせれば、暫定的になんとかなった、と言えるのではないでしょうか?

​ …そこで。

 \ テテーン! /

 はい、見えてしまう横線に重なるような首飾りなどを着けてしまえば良いのです。

 このネックレスはあまりにも位置が絶妙で、ほぼぴったり横線の上なので非常にありがたいのですが、必ずしもこのラインに首飾りが来てくれるとは限りません。

 特に、位置が固定されるタイプの(編集で上下すらできない)ものは、位置が合わないと隠すのには使えません。そこばかりはやってみないとわかりませんので、隠せるものでお気に入りを探すしかないでしょう。

 …ですが、足りない首をなんとかできると言う観点では、ずっとマシなはずです。

​ ちなみに、ネックフィックス無しでやろうとするとどうなるか。

 こうなります。

 このページを見ている人のモニタ環境にもよりますが、ネックレスよりずっと上に横線が出来てしまっているのが分かりますか?

 要するに、首パーツの色を変えて確定した状態、ネックフィックスを入れる前の違和感がそのままになっているわけです。

 あんなに上の位置に着けるネックレスは殆どないので、やはりネックフィックスを入れた上で隠したほうが楽だと言うことです。

​ 一応、チョーカーのように首全体を覆ってくれるものであれば…

 こんな風に、フィックス無しでも横線を隠すことは可能です。

 が、やはりフィックスをオンにしていた方が隠しやすいのではないでしょうか。

​ ともあれ、こんな風にして首問題をなんとかする方法があります。1つの手段として検討してみてはいかがでしょう。

​ 筆者はこのチョーカーとネックレスを両方同時に使ったりしていますが、色々とやりようはあると思いますので頑張ってみてください。

 以上です。いかがでしたか?

 首パーツの色を選ぶ際に、ボディに近いがどちらかと言えば頭に色を寄せる、と書いたのは…

 ネックフィックスをオンにすることで、ボディ側の色はフィックスパーツが色を誤魔化してくれるので(横線が出ますが)、フィックスパーツの一番上の部分のグラデーションと交じる首パーツの色は、そのまま頭に繋がる色に近い方が違和感がない、と筆者の環境では思ったためです。

 つまり、首パーツと頭の色を近くしておいて、首パーツとボディの色の違いはネックフィックスでごまかす、と言うことですね。

 もちろんこれは筆者の環境下の話なので、もしかすると首パーツの色をボディに寄せた方が違和感なくなる人もいるかもしれません。

 そこは、塗り終わった段階で首パーツを再度コピペして増やし、増やした方の色を変えて、差し替えながら一番違和感ないものを選択する…とやっていけば良いでしょう。

 また、忘れてはいけない問題として、見る側の環境で見え方は全く違ってきます。それこそ、ビューアのグラフィック設定で細部の描写がどうなっているか違ってしまいますから、自分の画面で綺麗だからと言っても他の人の画面では色の差が目立ってしまう場合もあるかもしれません。

​ が、そこはもう気にしてもキリがないので、このぐらいで妥協してみては、と筆者的には思っています。

※以下、2018/06/13追加記事

​■パターン3

 首伸ばすやつを使う

 適当なタイトルに見えますが、実際そういう名前の商品です。某パーティでこれの話が出たので、実際試して使ってみました(詳細画像は撮っていませんが)。

​ マケプレに↓の商品が売っているので、それを使います。

 これは100りんりんなので、もきゅのヘッドを使わずに首パーツだけを使うのであれば、こちらの方が安上がりかと思います。もちろん、ヘッドがもきゅ製品かつもきゅの公式スキンの時は、もきゅの方を使った方が良いでしょう。

 使い方はパターン2で説明したのとほぼ同じで、そちらの解説を見ながら同じ事をやれば使えると思います。

 一応、この商品自体にもカラーHUDが同梱されているのですが、もともとあるセットのカラーで綺麗に合わない場合は、同梱HUDで色を作るよりも、パターン2と同じようにビューアーの編集で真っ白にしてからビューアーで塗った方が楽かもしれません。

 と言うのも、この商品同梱のHUDはリアルタイムに色が変わらないので、リアルタイムで変わるビューアーからの編集の方が色合わせが楽だったからです(筆者的には)。

 一応、元のマイトレボディとこのパーツとの境目は、もきゅの首パーツに比べて目立ちにくい気はしましたが、あくまでマイトレ側のネックフィックスをONにした場合の感想です。また、どちらの商品でも共通で、照明の当たり方等でいきなり目立つこともあります。

 ネックフィックスをONにした場合に、ネックフィックス先端(上部)が若干浮く感じについても、こちらの商品の方が首の上の方に行くにつれて太くなっている為か目立ちにくい気はしました。

 ただ、この首パーツの上の方は、もきゅの首パーツに比べて特に大きく形状が太くなるので、人によって、或いはポーズによってもきゅパーツと見え方が違ってくると思います。そこは好みの差だと思うのですが、実際に両方試そうとすると両方の値段がかかりますから、結局はある程度の妥協が必要、と言うことになるかと。

​ 現状では、パターン1~3の中ではこの3番のパーツを、2番の解説を見ながら設定するのが一番いいかもしれません。

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