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「QAvimator」について

​ このページは、解説ページではありません。

​ Second Life用のポーズ作成について若干の知識のある人向けのアーカイブです。

​ ポーズ作成は色々な環境で行われていますが、誰でも利用可能な「無料」ツールと言うと、代表的なのはやはり「QAvimator」かと思います。

 しかし、何があったのか正確な情報は分かりませんが、このページを執筆している時点(2020年10月)では、QAvimatorの公式ページでは、現在のSecond Lifeでの主流である「Bento Pose」に対応していないバージョンしかダウンロードできません。

 2020年1月付で、「Version 0.1.1.450」のみになっており、このバージョンではBentoが全く扱えないようなのです。

 これでは、QAvimatorを使ってのポーズ作成あるいはポーズ調整が全くできないのと同じです。

 これについて、海外フォーラムでもユーザー達は非常に困っているようで、旧バージョンを使ってなんとかするしかないとか様々な議論がありますが、兎角、現在ダウンロードできるバージョンが使い物にならない、と言う部分でどうにもなりません。

 ネットを辿って入手できる旧バージョンも無くはないのですが、それも筆者の環境ではBentoが編集できず、やはり使えませんでした。

 MackintoshOSバージョンもいくつか出てきますが、こちらは試していません(筆者はMacを持っていますが、ポーズ作成作業はWindowsでやっていましたし、多くのユーザーがWindows版を求めていると思います)。

 で、知っている人は知っていると思いますが、筆者はSecond Life内でポーズ屋のようなものをやっています。QAvimatorでBentoポーズが編集できないのは自分でも致命的です。

 個人的な話を挟みますが、先日、WindowsのOSが不具合を起こし、再インストールせざるを得なくなり、その関係でQAvimatorも消えてしまいました。幸いにも、外付けHDDにそれまで使っていたQAvimatorが残っており、Bentoポーズ編集可能なものを復活させることができましたが、そのバージョンはどうもネット上で上手く見つからず、いざと言う時にどこからそれを持ってくれば良いのか現状では不明です。

 つまり、Bento編集が可能なバージョンのバックアップが無ければお手上げになってしまうと言うことです。

 筆者が確認している(実際使用している)バージョンは、

「QAvimator-Beta_0.1.5.1.645_Windows」です。

 どうも、QAvimatorでBentoを扱うこと自体がテスト段階だったようで、Bentoを扱えるバージョンは見ての通りBeta版でしかなく、現在の公式ページは何故かBentoの扱いを「未完成」としておりBeta版の公開自体をしてくれていません。

 ですが、この0.1.5番台が無いとBentoが扱えません。

 Beta版であることから当然不具合もあると思いますが、筆者がこれを使っていることもあり、「とりあえず使う」のにはこのバージョンが必要だと思うのです。

 で、ここからが本題ですが、「再配布してはいけないのか?」と言う疑問が湧きました。

 QAvimatorが再配布できるものなのかどうなのか、個人的に調べてみたのです。

 すると、まずQAvimatorが「Avimator」と言う「オープンソースソフトウェア」を改変して作られた「フリーソフトウェア」である、と言うことが分かりました。たどり着いた情報は米Wikiのものですが、日本Wikiよりはまだ信憑性が高いと思います。

 オープンソースソフトウェアと、フリーソフトウェアについて更に調べてみたところ、オープンソースの場合は当然ながら再配布も自由であるべきらしく、そこから作られたフリーソフトウェアについても再配布はやはり自由でなければならないのが基本であるようなのです。

 ここで一応気をつけておきたいのが、「フリーソフトウェア」と「フリーソフト」は全くの別物だと言う事です。「フリーソフト」については無料でダウンロードできるが権利は作成者にある、いわゆる「無料ソフト」であって、再配布できるかどうかなどの規約も作成者が指定するものです。

 これに対し、「フリーソフトウェア」の方は、基本的にオープンソースソフトウェア等から開発された「更に改変や開発を自由に行い、再配布も自由に行わせ、手を加えたものも含め必要な人の手に自由に渡るべき」ソフトらしいのです。

 あくまで筆者が個人的に調べた結果、ではありますが、この解釈が正しいとすれば、フリーソフトウェアであるはずのQAvimatorは再配布可能だ、と言うことになるはずです。

 ですから、筆者が保存していたQAvimator-Beta_0.1.5.1.645_Windows、を再配布しても問題ないのでは、と言う考えに至りました。

 と言うわけで、「100%の確証はないが、頑張って調べた範囲では再配布できるはず」な前提ではありますが、それで大丈夫だろうと了承できる人に向けて、該当バージョンをここで再配布しようと思います。

​ 一通り上記の内容を読んだ上で、了承できるのであれば、以下のアイコンからダウンロードしてご使用ください。

 ​また、できるだけ複数の方法で大切に保管し、必要な人がいたら復活させられるように配慮願います(このページが何らかの理由で消えない限りはこのページを案内で良いとは思いますが)。

​ おまけ

​ ダウンロードしたBeta版QAviだけでポーズ編集しようとする場合、デフォルトでは顔(ヘッド)部分までデータがあるため、それがかえって邪魔になる場合があります。

 顔部分までデータが入っているとどう影響するかと言うと、たぶんですが表情などの設定までをここでやらないと、表情が固定されてしまう可能性があります(きちんとテストしたわけではないので「たぶん」ですが)。

 また、当然ながら手がBENTO化されているため、指1本ずつ指定してあげないと編集画面の状態に手が固定されます(インワールドでHUDで上書き変更できる場合も一応あるのですが)。

 なので、「手だけインワのボディ付属HUDで動かしたい」とか、「ヘッドはヘッド用のHUDで表情を変えたい」場合は、そこのデータはそもそも無い方が楽な場合があります。

 と言うわけで、おまけとして超適当なTポーズ(まっすぐですらない)で、「ヘッドデータも手のデータもないもの」「ヘッドデータがなく手はBENTOのもの」と2種類のBVHファイル(ポーズの素)を用意しました。

 QAviを立ち上げてからファイル→オープン、で読み込むと、どちらの場合でも頭はインワで表情を作る前提、手はそれぞれデータなしとBENTO調整できるもの、で読み込まれると思います。​下に貼ったので試してみてください。

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